Shogi 研究ノート(77桂型角換わり)

1級〜2段あたりの棋力をウロウロしているやつの将棋研究ノート

将棋をやっていて思ったこと



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「将棋」というか、世の中の好きなこと、熱中出来ることすべてに言えることだと思うんですけれど、その分野のパフォーマンスって、自分自身の「好き度」に物凄く比例すると思うんです。

好きであればあるほど、メンタル論とかそういう話ではなく、現実の身体能力やパフォーマンスが上がるというか、身体が応えてくれる。


なんか、薄々は分かっていたのですが、俺は別に将棋が好きじゃないんですよね。
どうしても上手くなれなかった。
楽しいし、研究欲はあるんですけれど、どちらかというと研究そのものを楽しんでいる。
結局、そこが自分に出来る将棋のパフォーマンスの限界なんだと思います。

俺は将棋とはまったく別分野の "好きなこと" を持っていて、自分が将棋に向いていないことを悟るにあたって、逆説的に将棋とは比べものにならないくらい、好きなことについてはパフォーマンスが高いということをさいきんひしひしと感じるんです。もちろん、向いてる向いてないもあるのでしょうけれど。

藤井聡太くんという異次元の存在がいて、その中間のアマチュア強豪棋士ですら、手の届かない深さみたいものを将棋には感じていて。その深さそのものが、まさに将棋の「読みの深さ」に比例しているような感覚すら覚えています。興味や好きの浅さが、自分の読みの浅さ。
好きなことならむしろ、誰の手も届かないところにいけるんじゃないか、とすら思ったりすると思うのですが、残念ながら将棋ではそれはないみたいです。ただ、研究は楽しいので、飽きるまでは時々、仕事に支障がない程度にはやろうと思います。たぶん、今後も棋力そのものがグンと上がる可能性は低いと思いますが。


その分野に真面目に向き合えない、好きになりきれないということは、それだけ自分の能力を曇らせてしまうのだなあと、真摯な棋士の方々や、自分の棋力を振り返って思うのでした。

せめて、自分の好きなことでは、こういう感覚や体験を反面教師にしたいですね。
ちゃんと好きなことを好きになって、読みを深めたい。


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